ピンチをチャンスに変える5つの方法(心理学)

ソーシャルビジネスコンサルタントの幸田朱未です

人生の中で。。。

皆さんも1度は絶体絶命のピンチ!を経験したことがあると思います。

そんなとき、ピンチでなく、チャンスだ!と思える発想が持てれば、

その先の人生が大きく変わります。

でも、頭ではわかっていてもどうしても落ち込んでしまうことはありますよね。

実は、私は2度のピンチをチャンスに変えてきました!

☆一つ目はダウン症の娘を授かったこと

彼女の誕生をきっかけに福祉の世界を初めて知り、心が豊かになったこと。

☆二つ目は10年前に主人がALS(筋委縮性側索硬化症)という難病になったこと

最初はショックでしたが、娘から学んだことがたくさんあったおかげで、

自分に課せられた使命に気づくことができました。

 

そして、私は人からよくこんなことを言われます。

『そんな大変な境遇なのに、なぜ明るいの?』

 

実は、私にはある法則があるのです。

 

乗り越えたわけでなく、自然と導かれたという方があたっているかもしれません。

そこで今回は「ピンチをチャンスに変える考え方」いざという時に、

逆境にめげずに強い心を持てるヒケツについて詳しく説明していきましょう。

(1)ピンチは視点を変えればチャンスに変わる!

「ものの見方・捉え方」で人生は変わる。

例えば、「今まで自分が考えていたことを、全く別の視点から考えられるようになった」

「視野が広がった」と言われることがよくあります。

 

これはいったいどういくことなのでしょうか。

 

一つの事実があったとしたら、基本的にその事実は誰が認識したとしても、同じ事実のはずです。

しかし、、、、、。

同じ事実にも関わらず、その事実の捉え方は人によって異なることがあります。これがポジティブとネガティブ、それぞれの考え方の本質的な違いです。

 

私がピンチを切り抜けるときに一番役に立ったのは、この「視点が変わった」ということでした。

 

障がい者と接したことがなかった為、どちらかというと偏見があった私の価値観を180度変えてくれた娘。

多くの人は、最初の私と同じく、可愛そうとかネガティブなイメージがあると思うんですね。

 

でも実際は、ピュアで、けっして人の悪口を言わないどころか、夫婦げんかにも「仲良くしようよ」と仲裁に入る。

本来は人間ってこうあるべきなんじゃないかと気づかされることが多く、私自身がなにより成長できたので、気が付いたらポジティブになっていました。

まさにミラクル体験!!

 

また、難病に侵され病と戦う主人からも多くを学びました。最初は慣れない介護に疲れ果て、自暴自棄になった日々もありました。でも、主人は、現状を静かに受け止め常に前向きでした。

 

話せなくなったら筆記でコミュニケーション。歩けるうちはぎりぎりまで出勤し、ひとつずつ機能が奪われても泣き言わず、できることを探し生きる工夫をしていました。そんな姿から、一度しかない人生、どうせ生きるなら前向きに!と、これもポジティブに考えられるようになりました。

皆さんも、もし何かにぶつかったり、悩んだりしたとき、ン?ちょっと待てよと首をかしげてみてください。

「×」と思っていたものは「×」でなく、見方を変えると「〇」に変わることがあるかもしれないのです。

(2)困難は自分が成長するためにおこる

「弱さを強さに変える」

苦労や苦悩、つごう悪いことが起きると「嫌なことが起きた」と考えてしまいがちですが、実はそうではないのです。

「人間は弱いから」という言葉をよく耳にします。

 

実は人間は生まれながら誰もが等しく「強さ」と「弱さ」を持っているのです。

 

「強さ」は人間の長所であり「弱さ」は短所です。自分の弱さ・短所を強さ・長所にしていくには、どうすれば良いでしょうか。

人生の中では「試練」という形を取って、何かが起ってきます。一人一人違った形を取りながら、その人が乗り越えなければならない試練が必ず起こります。

「試練は現象的には、確かに苦しい出来事だが、実はその裏に、その人の弱さ・短所を克服し人間として成長させようという意味が含まれている。それは本当は苦しい事が起っているのではなく、自分のために良い事が起って起こっているという真実が隠されている。」丁度、もがき苦しんでいた時に、この考え方をある方から教わり、目からウロコが落ちる思いでした。

この点が理解できると、気持ちの上でも生きることが楽になります。

自分に良い事が起きたら心から感謝し、有り難いと思い、悪い事が起きたら、自分を鍛えるチャンスだと思って、乗り越える努力をしてみて下さい。必ず良い方向が見えてくるようになります。

困難は自分の成長のためにおこること。この原理原則わかれば、困難がきても「ようこそいらっしゃいました」と、明るく前向きに頑張っていけます。

(3)過去が変われば未来も変わる!!

私はよく「なんでこんなに大変なのに明るいの?」と言われることがあります。

これには理由があります。

過去は変えられるということ。

え??「過去は変えられないけど、未来は変えられる」じゃないの?と皆さん思われると思います。確かに過去の事実は変えられないけれど、「意味づけ」は変えられるんです。

 

娘が生まれてくれたからこそ、私の人生はこんなにも深いものになりました。

主人からは、たくさんのことを学びました。それは、当たり前に感謝することです。

空気吸うのも、食べることも話すことも、歩くこともできない人がすぐ傍にいて、私は、空気吸うのも、食べることも話すことも、歩くこともできる、この当たり前がいかに有難いことか。

稼いできて当たり前。家族のために稼がなくてはいけないことがどれだけ大変なことか、経験させられて初めてわかりました。スーパー行って、袋持ってくれる人がいるだけでも感謝なんです。人はそれがなくなって初めてわかるんですね。

この貴重な経験があってこそ、未来をもっと意味のあるものにしていかなければ!!

と、ゆめタウンプロジェクトの発想も生まれました。

だから、過去の出来事を価値に変えると、未来までも変わってしまう。

 

ここ、すごく重要です!!

ポジティブに生きなきゃ損ですよね!!!

(4)ノートに問題を一つひとつ書き出す

考え方、とらえ方はわかった!!

でも、そんなに簡単に逆境を乗り越えられるわけではないのですね。

自分の考え方や行動を変えるのも、なかなか難しいことだと思います。ましてや、逆境の最中に冷静に自分を見直すというのは、強靭な精神力がないとできないのではないでしょうか。

 

そんな時に私がやっていたことが、まずは自分が感じていることをありのままにノートに書き出す。

次に、自分が抱えている問題を分解して書き出します。問題を一つひとつずつ分解するというところがポイントです。

 

私が当時ノートに書いたことです。

「主人が難病になってしまった。この先どうすればいいのかわからない。子どもたちもまだ小学生と高校生で手もかかる。病気で働けなくなるということは、収入がなくなること。マンションのローンが払えなくなる。ということは、破産?介護もしなければいけない、不安に押しつぶされそうだ。」

 

こんなふうに頭の中がグチャグチャだと、どうすれば解決するのか、見極めがつきません。ネガティブな感情と事柄が交錯し、考えれば考えるほど自分を追い込んでしまいます。本人にとっても非常に苦しい状況です。

 

この問題を解決するのが、ノートに書き出す方法なのです。

最初書いたことを、一つひとつ分解して、箇条書きにしていきます。

・主人が難病になった(事実)

・収入がなくなる(事実)

・マンションのローンが払えなくなる(推測)

・子供の進学が控えているため、費用の確保が必要(事実)

・介護はどうする?(事実)

・一つずつ解決していかなければ(感想)

このような感じになります。一つひとつ箇条書きにすることで、頭の中が整理され、各問題の対処方法を検討できます。

 

実際に、マンションは団信に加入していたおかげで、高度障害扱いで、ローンは弁済。

お金については専門家に相談しながら一つずつ整理したり、介護も、介護保険の認定を受けあらゆるサービスを受けることができました。

 

最初は大変ですが、書くことでやはり脳内が整理され、行動が明確になるため、気持ちが楽になります。

間違いなく、書くことは人生を変えていく道具になってくれると思いました。

(5)ポジティブ思考になる

ポジティブ思考の人は、活発的にいろいろと行動し、失敗をしてもすぐに切り替えて次の行動に移したりします。何かをする時も、あまり不安要素を考えず、とりあえず行動してから、ダメだったらまた次を考えようと、常に前向きに考えたりします。

もともとポジティブな人は問題ないのですが、ネガティブ思考な人というのは、どうしても失敗することを考えたり、不安な気持ちになってしまい、あまり行動的になれないのが特徴です。生まれつきそういった方も多いようですが、やはり性格の問題が強いかと思います。

私がコンサルをする時に、いつも個性分析をさせていただきますが、まずやってみよう!の未来展望型の人はポジティブに物事を捉える傾向にあり、過去回想型の人は、慎重ゆえ考えすぎたりネガティブになりやすい傾向があります。

もちろん統計学ですので、これがすべてではありませんが、2分類のうちどのタイプなのかによっても、アドバイスの仕方を変えています。
では、ネガティブ思考の人がポジティブ思考になるにはどうしたらいいでしょうか。

 

失敗したり何か嫌なことが起きたとしても、「それは自分の成長のために起こることだ」と視点を変えることです。
そのためには、自分を知って自信を持つことも必要です。

普段から自分を磨き、自信をつけて困難に乗り越えられる力をつけておきましょう。
自分に自信があれば、自然とポジティブ思考になっていくことができます。

そしてできるだけポジティブ思考の人と一緒にいること。

他人の悪口ばかり言っていたり、仕事の愚痴をよく話す人たちといると、自分もネガティブなことばかり考えてしまい、あまり良い影響はありません。そういった人たちとずっと一緒にいると、自分もネガティブ思考の方へ向かってしまう恐れがあります。

自分の周囲の人たちが、ネガティブ思考の人ばかりなら、自分から、他人の悩みについてアドバイスしたり、他人を褒めたりして、ポジティブな会話にしていきましょう。

そして、つらい経験をしているひとであればあるほど、ポジティブ思考な人が多いですね。

私も、修羅場やつらい経験を糧にポジティブになれました。今でも、仕事がどんなにつらくても、その時の経験があるからこそ、どんなことでも乗り越えられるような気がしています。

ポジティブ思考になるには、様々な経験と、自信を身につけることが必要です!!

自分のことをよく知る。

そして、自分に磨きをかけ、様々な経験をして、ポジティブ思考になれるように心がけてみましょう。

 

では、今回は以上になります。

お疲れ様でした!

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